「涼宮ハルヒの憂鬱」今だ衰えない不朽の名作アニメ!数々の名曲もアニソン界に残した日本アニメ史に残る屈指の人気アニメです!

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涼宮ハルヒの概要

≪「ただの人間には興味ありません!」入学早々の自己紹介でそう言い放った涼宮ハルヒ。何の変哲もない日常に嫌気がさしていたハルヒは、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的としたSOS団を結成。「たまたま前の席になっただけ」の同級生キョンを巻き込んで騒動を起こしていく。≫

2006年から放送された「涼宮ハルヒの憂鬱」はその後「涼宮ハルヒの憂鬱 第2期(いわゆる、やり直しの2期)」「劇場版涼宮ハルヒの消失」「長門有希ちゃんの消失」と続きます。そして今でも3期を待望する声が止まりません。2006年の放送以来、10年を過ぎた今もなおファンの心を放さない「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品の魅力とは、いったい何なのでしょうか。

涼宮ハルヒの魅力

「SOS団」の個性的な団員達

主要キャラは5人。やはり登場人物に魅力がなければ話になりません。ツンデレ、イケメン、巨乳にメガネ。一見王道萌アニメに見えるこの作品には、もっと別の顔が隠されているのです。

「キョン」

本作の主人公。物語はキョンのナレーションで進行していきます。ハルヒや他のメンバーの言動に「突っ込む」立場でもあり、ユーモラスな笑いを誘ってくれます。
「キョン」とは妹によって命名されたあだ名で、SOS団関係者だけでなくクラスのメンバーからもこう呼ばれています。本名は不祥。クラスの席順から判断すると「く」から「た」で始まる苗字だと推測できます。
彼は平凡な日常を望む普通の高校生でしたが、ハルヒと出会ってしまったことで彼が望む穏やかな生活は一変してしまいます。日々ハルヒに振り回される生活は、やがてキョンの価値観を変えていくのですが……。
声優は、「銀魂」坂田銀時「ジョジョの奇妙な冒険」ジョセフ・ジョースター、などを演じている、杉田智和さんが担当しています。

長門有希

SOS団、「絶対的エース」と言ったところでしょうか。超絶無口キャラは、キョンからも高い信頼を得ていて他のメンバーからも一目置かれている存在です。そして彼女のそんな部分がやがて大きな事件(劇場版涼宮ハルヒの消失)へとつながっていきます。
声優は、「境界の彼方」名瀬美月「響け!ユーフォニアム」中世古香織、などを演じている、茅原実里さん。ちなみに「劇場版涼宮ハルヒの消失」のエンドロールで流れる「優しい忘却」は彼女の曲です。

朝比奈みくる

SOS団唯一の2年生。ハルヒに「ちっこくて胸がデカいから」という理由だけで強引に入団させられた被害者いわゆる萌えキャラで、SOS団のマスコット的存在。実は彼女の方にも思惑があって……。
声優は、「魔法少女まどか☆マギカ」鹿目詢子「ひだまりスケッチ」のヒロ、などを演じている、後藤邑子さんです。

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古泉一樹

なぞの転校生。時期外れに転校してきたという理由だけでハルヒに捕まった、一見ナイスガイ。いつも笑顔のその裏には、これまたいろいろと思惑が渦巻いて……。
声優は、「黒執事」セバスチャン「宇宙戦艦ヤマト2199」古代進、などを演じている、小野大輔さんです。イケメンの役が多いですが、「斉木楠雄のサイ難」の燃堂力のような役もこなしています。

涼宮ハルヒ

本作ヒロイン。文武両道を地で行くパワフル女子高生は、団員を巻き込んで日々面白そうなことに首を突っ込んで行きますが、いつも撃沈。「不思議なこと」を見つけるべく近所を探索。突然転校した同級生を調査したり、なぜか野球大会にまで参加するトンチンカンぶりは、常人には理解ができません。超能力者や宇宙人はそんなご近所に転がってはいない……ハズなんですけどね。
声優は、「らきすた」泉こなた「フェアリーテール」ルーシー・ハートフィリア、などを演じた平野綾さんです。

実はハルヒとキョン以外は、それぞれの思惑があって集結した面々。団長様の知らないところで、彼女が泣いて喜ぶ「おもしろいこと」が繰り広げられているのですが、知らぬは団長ばかりなり。

まるで日替わりメニューのような「SF学園ラブコメディー」

この作品は単純な「学園ラブコメ」のように見えますが、回を重ねるごとにいろいろな風味を醸し出してきます。異世界にタイムトラベルループものスポコン、バンドに日常系ミステリー要素まで盛り込んだ、贅沢てんこ盛り。さあ、あなたのお好みの味を探し当ててくださいな。

京アニの実験的挑戦。「エンドレスエイト」と「ライブアライブ」

「エンドレスエイト」の挑戦

ファンから賛否両論が渦巻く「エンドレスエイト」。二期に新作として継ぎ足されたこの作品群は通常の高校生の夏休みを描いた物語ですが、その裏側では通常じゃない事態が起こっていました。そのことに毎回気付くキョンたちは、なすすべもなく「明日」を迎えてしまいます。このエンドレスから回避する方法は、とても簡単な答えだったのですが……。
「繰り返し」を表現するために8話分を費やすという贅沢な戦略に打って出た京アニ(京都アニメーション。本作品制作会社)の実験的挑戦は、ファンからの批判、メディアの売り上げ減少を招いてしまったようです。ですがこの作品は、翌年発表される「劇場版涼宮ハルヒの消失」へのプロローグでもあるのです。「エンドレスエイト」という作品に隠された伏線や、「間違い探し」といったお楽しみは、決して批判されるものではないと思うのですが、いかがでしょう。

「本気」のカッコよさ

「ライブアライブ」は文化祭を描いた回です。ひょんなことから軽音部のボーカルの代役をすることになったハルヒ長門。練習時間もない中、不完全なままステージで演奏が始まります。
日頃問題行動ばかりのハルヒがステージに立ったことで訝しがる観客たち。しかし、その歌唱力にヤジを飛ばしていた客たちも静まり返り、やがて声援へと変わっていく。ステージと観客がひとつになる。
唯我独尊の涼宮ハルヒ。でも歌い終わった彼女を温かく迎えてくれる観客たちの拍手と歌いきった達成感で、ハルヒの表情は輝いていました。
サビの部分でハルヒの表情はクシャクシャに描かれています。ツバが飛び汗が散る。髪は汗で頬にへばりつく。この描き方が一部には不評だったようですが、むしろこの瞬間に掛けるハルヒの熱量を感じさせる演出として、素晴らしかったのではないでしょうか。。
いずれにせよスタッフの力の入れ具合が伝わって来る回として、「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品の評価を不動のものにしたと、多くのファンは評価しているようです。

“God knows”と“ハルヒダンス”

この作品は「けいおん」「ラブライブ」のような音楽を主体としたものではありませんが、上記の挿入歌とダンスは間違いなくこの作品の人気を支えています。
主題歌やエンディングソングもさることながら、メンバーが通う県立北高の文化祭の話を描いた「ライブアライブ」で披露された挿入歌“God knows”は、アニメの挿入歌でありながら、CD発売後にオリコンチャートの上位をキープ。カラオケランキングでは今でもその人気を維持し続けています。
またこの回では映像表現の美しさが話題となり、特に長門有希が弾くギターの指の動きに魅了されたとの声が専門家の中からも多数上がりました。

いわゆる「公認MAD」として数多くの動画がyoutubeにアップされている“God knows”ですが、現時点で視聴回数が7000万を超すサイトも存在し、その人気は今も衰えていないようです。特に音楽系の作品でもない挿入歌というスタンスで、ここまで人気を博しているのは特筆に値することでしょう。
エンディングで披露される、いわゆる「ハルヒダンス」は、放送当初から話題になりました。現在このような手法を使った作品はいくつかあり、アニメ以外でも役者さんがダンスを披露して「社会現象」を起こしたことがあったと思います。その先駆けとなったのがこの作品のエンディングで用いられた「ハルヒダンス」であり、アニメのキャラクターやリアルの役者さんが歌やダンスを披露するというスタイルを確立していったのです。
当時この「ハルヒダンス」を、いわゆる「踊ってみた」でyoutubeにアップすることが流行り、一種の社会現象と評する声もありました。
また余談ですが、フィリピン刑務所の囚人たちが「ハルヒダンス」を披露した動画がアップされ話題になったことがあります。「囚人の更生のため」という理由で採用されたそうですが、ハルヒの影響力は海を越えたようです。

終わりに

「社会現象」という言葉が使われるようになったのはいつからでしょうか。そしてこの「涼宮ハルヒの憂鬱」も社会現象を起こしたとれる作品のひとつです。作品の持つエネルギーがオタクという枠に収まりきらなくなった時、そこから溢れ出たエネルギーが社会に流出してしまう現象を言うのかも知れません。この作品もそんな力を間違いなく持っている、不朽の名作なのですから。