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「あしたのジョー」の連載開始50周年の企画!
「メガロボクス」とは、ちばてつや氏が作者のボクシング漫画「あしたのジョー」の連載開始50周年の企画として、あしたのジョーを原案として作られたアニメです。
監督・コンセプトデザインは、アニメ「進撃の巨人」にてビジュアルコンセプトを務めた森山洋氏です。
脚本は、映画「ソロモンの偽証」で脚本を務めた真辺克彦氏及び、映画「深夜食堂」で真辺克彦氏と共に脚本を務めた小嶋健作氏です。
音楽はmabanua(マバヌア)氏です。
アニメーション制作はトムス・エンタテインメント(カードファイト!! ヴァンガードシリーズや弱虫ペダルを制作した会社)です。
放送開始は2018年4月からです。放送局はTBS及びBS-TBSです。
「運命」に出会うストーリー
薄暗い地下のリングで、ジャンク・ドッグ(JD)と呼ばれる男が、日々の生活のために八百長試合をしておりました。しかし、彼は自分のすべてを賭けて挑みたい「運命」に出会います。
魅力的なキャラクター
ジャンクドック(CV.細谷佳正さん)
八百長試合に対して苛立ちを覚えているリングネームしか持たない男。
セコンドである南部贋作と手を組む未認可地区の地下メガロボクサー。
絶対王者たる勇利との出会いは彼をボクサーとして、男として覚醒させた。
勇利(CV.安元洋貴さん)
メガロボクスの絶対王者であり、“キング・オブ・キングス”と呼ばれている。
最新型の身体一体型ギアを装着しており、己の全てをメガロボクスに捧げている。
あしたのジョーのネームバリューの頼りきらないよう期待!
まず、このアニメはボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」連載50周年記念企画として作られた、あしたのジョーを原案としたアニメです。つまり、あしたのジョーの実質リメイクです。あしたのジョーの世界観や精神をそのままに、現代風にアレンジした内容に期待したいです。
だからといってあしたのジョーありきというわけではなく、「肉体とギアテクノロジーを融合させた」という、ボクシングとロボットを掛け合わせた内容は、斬新さを感じます。「あしたのジョー連載50周年記念企画」というネームバリューに頼らない、濃密で斬新な内容に期待したいです。
また、数々のヒット作品に携わった方々が制作スタッフに入っているので、この点にも期待したいです。
「あしたのジョー」を知らない方のために
このアニメはあしたのジョーを知らない方でも楽しめますが、より「メガロボクス」というアニメを楽しむために、当アニメの原案やリメイク元になった「あしたのジョー」について書いていきたいと思います。
内容(※あしたのジョーのネタバレになります)
矢吹丈(以降ジョー)は、元プロボクサーの丹下段平にボクサーの才能を見込まれスカウトを受けますが、ジョーは乗り気ではありません。
その後ジョーは、事件を起こして逮捕されてしまいます。少年院に収容されたジョーの元に届いたのは、丹下段平が書いた「あしたのために」という、ボクシングの講義書でした。
講義書通りに練習し、ジョーは自分のパンチの威力が向上していくのを実感しました。一方でジョーは、少年院からの脱出を図りますが、力石徹(以降力石)に邪魔されます。その際にジョーは力石に敗北してしまい、リベンジの機会のないまま力石は出所します。
ジョーは、出所した後ボクサーのライセンスを取り、力石と再び試合します。その際力石は13kg以上の無理な減量をし、試合は再び力石が勝利しますが、力石はその時に死亡してしまいます。
その際ジョーは、テンプルが打てなくなるイップス(精神的な理由が原因で、スポーツで思い通りに動けない症状です)に陥りますが、ライバルとの本気の戦いにより克服します。
その後ジョーは数々のライバルに勝利し、遂に世界チャンピオンの座をかけてホセ・メンドーサと試合します。しかし試合は、序盤にホセに押され敗北してしまいます。その時にジョーは、真っ白に燃え尽きてしまいました。
社会的影響
ジョーの宿命のライバルである力石徹が死亡した際、アニメのキャラクターにも関わらず力石徹の葬儀が行われました。
また、1970年に発生した「よど号ハイジャック事件」では、ハイジャック犯が「我々はあしたのジョーである」との声明をだしました。
様々なメディア展開
1970年と2011年に実写映画化されました。
1971年には舞台化もされました。
2010年には、「あしたのジョー40周年記念番組」と称して、矢吹丈と力石徹の試合を実際のボクシング試合のように架空中継するラジオ番組企画が行なわれました。
また、7本のビデオゲーム・3本のモバイルゲーム・2本のPCゲーム・2本のブラウザゲームが作られ、3台のパチンコ台と2台のスロット台が作られました。
この新作アニメをお勧めしたい方
当然あしたのジョーのファンの方は、このアニメを見ない手は無いでしょう。
ファンの方でなくても、あしたのジョーについて思い入れがある・昔はあしたのジョーが好きだった・あしたのジョー関連のコンテンツを利用したことがある、という方にもお勧めしたいです。
それだけでなく、ボクシングアニメやロボットアニメが好きな方にもお勧めできます。ボクシングとロボットの二つの要素を含めるというのは、斬新な感じがします。これまでにはなかった、新しいボクシングアニメ・ロボットアニメになるのではないでしょうか。
熱いアニメが好きな方には「フルメタル・パニック! Invisible Victory」もおすすめ!

最後に
このアニメはあしたのジョーを原案とした実質リメイクなので、当然あしたのジョーの精神を受け継いでいます。
あしたのジョーは先ほど書いた通り、数多くのメディア展開をし、社会現象をも巻き起こしました。それ程影響力の強く、学ぶことも多い漫画です。
そんなあしたのジョーの精神を受け継いだ、ロボットアニメとボクシングアニメの二つを融合させた全く新しいアニメ「メガロボクス」を、出来るだけ多くの方に見てもらいたいと思っています。