「ヒナまつり」異色のテイストの任侠ギャグアニメ!主人公を中心に巻き起こるドタバタギャグの2018年おすすめ春アニメです!

まずはこの2018年おすすめ春アニメの公式PVをご覧ください!

 

「ヒナまつり」とは?

2018年春から放送される予定の春アニメ「ヒナまつり」は、エンターブレインの雑誌、「ハルタ」(連載開始当時は「Fellows!」名義)にて連載されている大武政夫さんの漫画作品が原作です。
ジャンルは「任侠ギャグ」。抗争に明け暮れる血なまぐさい世界観になりがちなヤクザものでありながら、それとは真逆ともいえるドタバタギャグに重点を置いているという異色の作品です。

ストーリーは、若頭ヤクザの部屋に突如として現れ、ひょんなことで居候することになった未来人で超能力少女のヒナを中心に展開されます。彼女の超能力で敵をやっつけたり、ヤクザの抗争をめちゃくちゃにしていったりというドタバナな日常を描いています。

 

キャラクター紹介!

ヒナ

前述のとおり、主人公のヒナは超能力者です。声優は「アイカツスターズ!」アリス・キャロル役を演じ、徐々に知名度を上げてきている田中貴子さんが担当しています。
ある日突然新田の元に未来からやってきた不思議な少女で、ひょんなことから彼のマンションに居候することになります。本名は「ヒナ」の二文字だけで苗字はないのですが、周囲の人たちからは彼の娘として見られているらしく、学校などでは「新田ヒナ」と名乗っています。

 

未来の世界でも最高傑作と称されるほどの強力な超能力を使え、その力で敵のヤクザたちをバッタバッタ倒していきました。ただし、その力はあまりにも強すぎるため、使い方を間違えると暴走してしまう欠点があり、本気で力を使うと町一つ簡単にぶっ壊すことができてしまいます。
それでは本人も困るので、普段は小出しに能力を発散することで暴走を防いでいます。この力はセーブすることで様々なことに応用できるのですが、本人はかなりのずぼらな性格をしているので、生活のあれこれはほぼ新田の世話に頼り切っている状態です。
学校では、新田の代わりに世話係に任命された三嶋瞳ちゃんと親友になり、たびたびトラブルに巻き込みながらも、仲良く学校生活を送っています。

 

新田義史

もう一人の主人公はヤクザの若頭、新田義史です。声優は「アイドルマスター SideM」で30代の異色アイドル、山下次郎役を演じた中島ヨシキさんが担当しています。
ヤクザ事務所・芦川組のナンバーツーとして、入院している組長の父親に代わって、組員たちを束ねています。ヤクザでありながらプロ級の経営コンサルティング能力を有しており、その手腕で自前の金融会社や経営コンサルティング会社を運営し金儲けをしています。

 

金融で稼ぐのが主な収入源となっていることもあってか、あまり暴力に訴えることはしないのが特徴です。ただ、収入がいいことから豪遊するのが悪い癖で、ヒナが来る前は贅沢の限りを尽くしていました。ヒナがやってきてからは実質的な親代わりとなり、日々彼女の世話をしています。ヒナの暴走に毎回巻き込まれては、そのしりぬぐいをする苦労人です。

 

物語の舞台は、東京都豊島区にある「浅賀」という小さな街です。東京都心から西に数キロほど行った閑静な住宅街で、駅前に広がる町の中心部には商店街があります。そこには新田が仕事帰りによく立ち寄るバー「Little Song」があります。そのバーの経営者、詩子は、新田の片思い相手です。毎日バーに通うたびに惹かれていき、いつかは告白したいと胸に秘めています。他にも、ヒナの通っている中学校、渡辺中学校があります。

 

あらすじ

ストーリーは、前述のとおり基本的にヒナがさまざまなトラブルを巻き起こし、それに巻き込まれた新田をはじめとした周りの人々を困らせるドタバタギャグが中心です。でも、そこはあくまでヤクザもの。時には敵のヤクザとの抗争に巻き込まれてしまうシリアスなストーリーも展開されます。ここ最近ではヤクザもののアニメとして「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」という作品が比較になるかもしれません。その作品では抗争や戦いの連続といった陰惨なストーリーが多く、救いのない結末と典型的なヤクザものとして描かれていました。

 

でもこの作品は違います。シリアスなストーリーも、たいていはヒナの超能力でドバっと解決してしまうのであっというまに終わり、ヤクザものの特徴であるモヤモヤした嫌な感情は全くありません。ヤクザものが苦手な人でも読みやすく、トタバタギャグが好きな人にはオススメの作品です。

テレビアニメ版は、人気アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」「この美術部には問題がある!」で知られる及川啓が監督を担当。キャラクターデザインには、だがしかし」「だから僕は、Hができない。」のキャラクターデザインで知られる神本兼利が担当しています。放送時間は2018年1月現在でまだ未定ですが、深夜枠での放送が予定されています。

原作の漫画は、KADOKAWAの「ビームコミックス」「ハルタコミックス」より、全13巻が発売中です。アニメ化まで待てないという方は、一足先に漫画版を読むのをオススメします。タイトルの「ヒナまつり」にしゃれをかけて、3月3日のひな祭りに発売された単行本があるのが特徴です。

 

2018年春放送の異色のヤクザものドタバタギャグアニメ「ヒナまつり」。少しでも興味を持った方はぜひご覧になってみては?