「フルメタル・パニック! Invisible Victory」大人気ロボットアニメの続編がついに登場!キャストやスタッフも当時のまま!

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フルメタル・パニック!The Second Raidの続編!

 

『フルメタル・パニック! Invisible Victory』は2018年春に放送予定の、富士見ファンタジア文庫にて出版されている名作ライトノベル『フルメタル・パニック!』シリーズのアニメ化作品です。

当シリーズは以前にもアニメ化されているのですが、最後にアニメ化されてから13年もの期間があいています。
大抵の作品は再アニメ化で期間があきすぎた場合リメイク作品となることが多い中、今回紹介する『フルメタル・パニック! Invisible Victory』は、過去作『フルメタル・パニック!The Second Raid』の『続編』という異例な形が話題を呼んでいます。

そんなフルメタル・パニックシリーズのアニメ版を知らない方へも向けて、過去作についても少し紹介してみたいと思います。

 

アニメ版フルメタル・パニックの紹介

 

アニメ第1期『フルメタル・パニック』は2002年の衛星放送チャンネルのWOWOWにて、原作小説の1巻『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から3巻『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』までのエピソードが放映され、その制作はGONZOが担当しました。

第2期にあたる『フルメタル・パニック!The Second Raid(TSR)』は同じくWOWOWにて2005年に放映され、原作小説『終わるデイ・バイ・デイ(上下巻)』をアニメ化した物となっています。
アニメ制作は後述する番外編においてGONZOから京都アニメーションにバトンタッチされており、作画のクォリティは上がったものの第1期との内容の違い(コメディ色の低下、R-15指定相当のシリアスでグロテスクな内容)に、戸惑う視聴者の多かった作品でもありました。

その第1期、第2期の間である2003年に番外編『フルメタル・パニック?ふもっふ』がフジテレビ系列にて放送されました。
こちらは小説フルメタル・パニックの短編集から抜粋した話をアニメ化したもので、原作小説同様『学園ラブコメ(?)』をメインとしたコメディタッチなアニメ作品となっています
そのため原作同様『1期~2期』といったくくりではなく『番外編』という形になっているのが特徴です。
そんなコメディ作品にもかかわらず、物騒な描写が多い作品でもあるため誘拐が題材であった『妥協無用のホステージ』と他1話が、当時発生した事件に配慮されて放送中止になったことも、同じように飛行機がハイジャックされるという内容を含んでいたため第1期の放送時期がずらされたことも、当時を懐かしむ話として現在も度々話題にされているアニメでもあるのです。

そんな色々な意味で話題を呼んだ作品が13年ぶりに、しかも2期からの続編として再アニメ化される『フルメタル・パニック!Invisible Victory(IV)』はこの春一番の注目作品で、もちろん筆者一押しのアニメでもあります。

 

声優はもちろんスタッフもかつての方々が担当

 

『フルメタル・パニック!IV』に出演される声優はほとんどの方が再キャスティングで、主役の相良宗介役に関智一さん、千鳥かなめ役にゆきのさつき(雪野五月)さん、テレサ・テスタロッサ役にゆかなさんはもちろん、クルツ(三木眞一郎さん)、メリッサ(根谷美智子さん)、カリーニン少佐(大塚明夫さん)も当時のままです。

総作画監督とキャラクターデザインは2期のフルメタル・パニックTSRにつづき堀内修さんが担当され、シリーズ構成・脚本に原作小説家の賀東招二氏、イメージイラストは同じく原作担当の四季童子氏、メカニックデザインはフルメタ小説やそのスピンオフ小説でも搭乗ロボット(アームスレイブ)のデザインを手がけた海老原兼武氏、音楽は特撮作品も数多く手がけ熱い展開の曲調に定評のある佐橋俊彦氏、音響監督は鶴岡陽太氏となっており、制作陣もフルメタル・パニック1期や2期に携わったスタッフが多く関わっています。
制作会社は京都アニメーションからXEBECへと変更になっていますが、声優、制作スタッフ共にかつての人々が集まってくれているのですから、まさに万全の布陣と言って良いでしょう。

フルメタル・パニックのファンにとって、この声優やスタッフ陣の名前を見て期待をするなというのがまず無理な話ではないでしょうか?。
自分の目で声優やスタッフを確認したいという方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
http://fullmeta-iv.com/

 

タイトル『フルメタル・パニック!IV』や『製作:FMP!4』の違和感について

 

内容としては原作小説では本編7巻に当たる『つづくオン・マイ・オウン』以降のストーリーが放送されるとアナウンスされております。
原作をご存じの方は「何か抜けているような気がする…」、公式サイトを見た方は「Invisible VictoryをIVと略してそれがローマ数字の4に見えるけれど第3期の間違いじゃ?」と感じた方もいるのではないでしょうか?

実は『つづくオン・マイ・オウン』一つ前の原作小説『踊るベリー・メリー・クリスマス』のエピソードは、オーディオドラマとしてYouTubeやランティス内の公式チャンネルで2017年11月まで公開されていました。
十数年ぶりの上、声だけの収録ということで一部の声優さんで当時のキャラ演技を再現できずにいた方もちらほらおられたようですが、2話以降物語に入り込むにつれ、当時の役が舞い降りてきたかのようにキャラクター達の演技も、掛け合いも懐かしいキャラクターに戻っていくようになりました。

これが事実上の第3期に当たるということで、春放送予定の『フルメタル・パニック!IV(Invisible Victory)』がIV、つまり第4期で間違いではないのです。
またオーディオドラマを演じたことで声優さんも各キャラクターの演技を取り戻せたのですから「昔と雰囲気が違う…」という心配もIVでは無用といっていいでしょう。

 

予習のおすすめ

 

というわけで筆者もファンであるこの作品ですが、やはり続き物であるため『フルメタル・パニック! Invisible Victory』から見始めるのは少しハードルが高いと思われます。
『フルメタIV』を最大限楽しみたいのであれば、春の本放送までにレンタルDVDや動画配信サイトなどでアニメ第1期と第2期を見て予習することを強くおすすめします。